稲盛和夫さんとの出会い
内定式
それは私が新卒で京セラ株式会社に
内定が決まった時だった。
ごきげんよう 高島牧妙です。
当時、京都市山科区東野にあった
本社で盛大な内定式が行われた。
各テーブルには先輩女子社員が
配置されている。

※画像はイメージです。
私の円卓には秘書課の女子社員が
いらっしゃる。
初めて見る稲盛和夫
顔色がよく見上げるほど
大柄な人だなとびっくりしたことは
今でも鮮明に覚えている。
とにかく健康そのものを感じさせ、
瞳の奥に優しさと厳しさが
交差する不思議な人だと思ったのが
第一印象だった。
この人が天下の稲盛さんだ
皆さん、よく当社を選んでくれました。
冒頭、内定式での挨拶での
稲盛和夫の声。
なんて控えめなんだろう。。。
私の同期にあたる女子たちも
緊張の糸が切れそうだったはずだ。
ひとことずつ、若輩者は
マイクがまわってくる。
入社を志した理由を3分以内で
発表する時間がまもなくくる。
「…無借金経営も素晴らしいですが、
稲盛名誉会長から学びを得たいと
思いました…」
和かに満面の笑みを浮かべ
大きくうなづいてくださった。
そして
「ありがとう!共に学びましょう」
感激したことは言うまでもない。
身体だけではなく、器も相当大きな
人だと思ったことを昨日のように
振り返る。
今日はここまで。
お読みくださりありがとうございます。
次回をお楽しみに。